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BEAR MAN
上を向いて歩こう
 
Interview by Takashi Futatsugi
Photo by South Yaad Muzik
 

大阪はレゲエ激戦区=泉州は岸和田が生んだ、キャリア20年のアイリーなヴェテランBear Manが、泉州を代表するサウンドBurn Downのレーベル、South Yaad Muzikより、約2年ぶりとなるソロ第2弾をリリース。まずはその"ルーツ"から語ってもらった。
 
「昔は1小節に言葉を詰め込んでいくのが面白く、"早口DeeJay"にも凝ってた時期もありましたね。あとジャングル〜ドラムンベースが出てきた時もオケに乗っける感じがたまらなくて。その前からラガ・ツインズとかも好きやったし。昔からUKのアーティストに何故か惹かれるんですよね。Red Prince当時は、ライターの火もつかないほどの酸欠状態の中、1サウンドで1ナイトやってたから、そこで多くを学びました。僕は岸和田生まれなんですけど、ここ泉州って良くも悪くも、田舎もんで、外を知った時の感動は格別でね。またこの土地の人たちは、赤子から"だんじり祭"で育ち、祭りを通して老若男女からも多くを学ぶんです。男前にべっぴんさんが育つ土壌なんですよね。この泉州エリアでレゲエ熱がめちゃ高まったキッカケって、Boogie Manの成功と、りんくうJugglin City(註:'94年秋に関西空港向かいのりんくうタウンに誕生した伝説の大型レゲエ・クラブ)が出来たことやと思うんです。あと、音のルーツというか、だんじりの太鼓の音を聴いたら血が騒ぐというか。ベースのブリブリ感というか、海も山も近くてレゲエやサーフィンもそばにあり、 その感じは今回のPVにも現しました。ほんで、おっちゃんのしゃべり方とか、めっちゃヤーディで(笑)、どこかジャマイカと通じるところが多い。
 
前作の『Waiting For You』もそうなんですけど、今回の『上を向いて歩こう』もSouth Yaadでリディムを作成し、そこの中で自分のカラーを出した感じですね。上を向いて咲こうとするヒマワリのように、今だから歌えるようなことを唄ってます。さっきの早口DeeJayの話とか、僕にミディアムでアイリーな歌うたうイメージ持ってる人とかは意外かも知れませんけど、 今作では、スティーヴン・マクレガーのオケの『We Got Power』や、Bon君(Papa-B)との初のコンビ曲とかで、DeeJayスタイルを楽しんだ。あと、今回もPeter Manとのフィーリングもいいし、55Levelとの曲も元気はつらつ大勢で楽しかったですね。リリックは"伝わってナンボ"ですけど、ラヴ・ソングでも男前なリリックは書けなくて、キル・チューンでも過剰な表現するのも自分はちゃうかなと。そういう部分を踏まえた説得力のある言葉や、自分なりの言い回し、ラガな表現はいつも気にしてます。やっぱり、凄く勇気もらえた音楽やし、レゲエで繋がった大切な仲間も多いんで、ネガティヴなこともネガティヴに考えずにポジティヴ・スタイルで行きます。このアルバムには入ってませんが、親友のTerry The Aki 06と作りかけてた『Come Together〜栄光に近道なし〜』を、ようやく形に出来たので、それもどこかでチェックして欲しいですね。
 
読者のみなさんには、これからのベアーマンが面白いと思うので、これからも楽しみに!と言っておきます。まずは、その道中のこのアルバムを聴いて何か感じ取って欲しいですね」
 

"上を向いて歩こう"
Bear Man
[South Yaad Muzik / SYMCD-003]

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